YOSHIKI、日・サウジアラビア国交70年の節目にユネスコ世界遺産・ヘグラにて日本人初の歴史的公演を実現

YOSHIKIが、11月20日にサウジアラビア王国アルウラのユネスコ世界遺産「Hegra(ヘグラ)」で開催された<Hegra Candlelit Classics>にヘッドライナーとして出演し、術後初となるフルコンサートを行った。2024年10月に受けた三度目の頚椎手術後、初めての海外舞台であり、日・サウジアラビア国交70年の節目に、両国を結ぶ“文化交流の架け橋”として、日本人として初めて古代遺跡・ヘグラに立つ歴史的公演となった。
今回の出演については、サウジアラビア側より文化芸術分野における価値の高いアーティストとして公式に招待されたことによって実現したもの。当日、会場にはサウジアラビア王室関係者や駐サウジアラビア日本国大使をはじめ、各国の要人、そして世界各国からのファンがこの歴史的瞬間を目に焼き付けるために来場し、YOSHIKIのパフォーマンスに対して「度肝を抜かれた」「あまりにも胸を打たれ、涙があふれた」という大きな反響があったという。


舞台となるヘグラは約2,000年前に築かれ、サウジアラビア初の世界遺産として登録された古代墳墓群。これまでアンドレア・ボチェッリやルドヴィコ・エイナウディなど、世界的な巨匠が選ばれたコンサートである。数千本のキャンドルが照らす世界遺産の静寂に、YOSHIKIのピアノの音色が溶け込むように重なり、幻想的な空間が生み出された。特に「紅」では古代遺跡が真紅に染まり、歴史と音楽が共鳴する光景が広がったとのこと。プログラム中YOSHIKI は「この場所が強いインスピレーションを与えてくれた」と語り、フランス語で“涙”を意味する新曲「LARMES」を初披露。会場には深い情感が満ちた音色が響き渡った。さらに、8月に完成したばかりの新曲「THE SEINE」も演奏された。「ENDLESS RAIN」「紅」「ART OF LIFE」など、代表曲を含む全12曲が披露された。
さらに、世界的トランペッター・イブラヒム・マーロフとの共演も実現。開演数時間前に共同制作した新曲「ALULA」をサプライズ披露すると、ピアノとトランペットが互いに呼応し、古代遺跡という文化遺産を舞台とした“音の対話”と美しさに会場をさらに魅了した。日本人アーティストとして初めてその場所に立つ、YOSHIKIは「ここにいられることを本当に光栄に思います」と述べ、自身の誕生日でもある特別な一日を迎えていたことにも触れ、温かい笑みを浮かべる場面もあった。



この公演前日には、外務省が認定する「日本・サウジアラビア王国外交関係樹立70周年事業」としてトークセッション<Yoshiki at AlUla Music Hub>が開催され、音楽・文化芸術を通じた両国交流の促進についての意見交換が行われた。国際的な文化交流がますます重要性を増す中で、今回の公演および一連の活動は、YOSHIKIが“日本とサウジアラビアを結ぶ文化交流の架け橋”としての役割を果たした出来事になったという。公演後、YOSHIKIは「みんながいてくれたから、今日までここに立つことができました」と感謝を述べ、音楽が国境を越えて人々をつなぐ力を改めて強調した。世界遺産に響かせたこの一夜は、YOSHIKIの新たな歴史の始まりを告げる特別な瞬間となった。
<Hegra Candlelit Classics>セットリスト
1.ALULA feat IBRAHIM
2.TEARS
3.AMETHYST with BEVERLY
4.紅
5.MIRACLE with ASHLEY
6.LARMES
7.SWAN LAKE
8.THE SEINE with ASHLEY
9.RED SWAN with BEVERLYs
10.REQUIEM
11.ART OF LIFE
12.ENDLESS RAIN
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