DIR EN GREY、通算12作目のフルアルバム『MORTAL DOWNER』4月8日にリリース
結成30周年を目前に控えるDIR EN GREYが、通算12作目となるフルアルバム『MORTAL DOWNER』を4月8日にリリースすることを発表した。 前作から約3年10ヶ月ぶりとなる本作には、先行シングル「The Devil In Me」を含む全13曲が収録される予定だ。 制作は当初、より早い完成も想定されていたが、最終的にバンドが選んだのはスケジュールよりも完成度を優先するという判断だった。Die(G)は制作過程について「回を重ねるごとに自分たちでハードルを上げてしまっている。それを飛び越えていくには、ひとつひとつの曲にしっかり対峙していくしかない」と語る。この言葉には、常に自らが残してきた作品を超えることに挑み続け、それを実現してきたDIR EN GREYならではの重みが宿っている。聴き手が思わず「こうきたか」と唸り、その音楽と真正面から向き合ってしまう理由が、ここにある。 先行シングルとなった「The Devil In Me」は、実在の連続殺人犯ジョン・ゲイシーをモチーフにした衝撃的なミュージックビデオも話題を呼び、映画『テリファー 聖夜の悪夢』日本版イメージソングにも起用された一曲。アルバム全体の方向性についてDieは、この楽曲を制作していた頃から「譜割りを大きくし、できるだけシンプルに削ぎ落とす」という共通認識がメンバー間にあったことを明かしており、その意識が本作の根底に流れている。 制作の過程では、本作の空気感を強く感じさせる新曲も生まれていった。京(Voice)はそれらについて「暗い歌もの」や「これまでのDIR EN GREYにはなかった王道的なアプローチ」と表現し、表現の振り幅がさらに拡張されていることを示唆している。Shinya(Dr)も「過去になかった感触の楽曲があり、バラエティに富んだアルバムになりそうだ」と手応えを語る。 Toshiya(B)は、現在の制作状況を「重い水が溜まった湖」に例え、「一滴落ちるだけで全体が大きく動くような状態」と、その張り詰めた制作環境を表現した。楽曲はすでに揃い、その一曲一曲が強い質量を持って存在している。 そして、その制作の要として全体を束ねてきたのが薫(G)だ。 5人それぞれの個性や感情、衝動が持ち込まれるなかで、それらをただ並べるのではなく、楽曲とし...