【鼎談】DAISHI(Psycho le Cému) × SATOち(元MUCC) × ヒィロ(元ν[NEU])が語る、音楽家と転身と“パーソナルジム × エステサロン”コラボ企画「100歳までライブ参戦するために必要なケア教えます」

現役バンドマンと元バンドマンといった肩書を持つ実業家による、健康と美容のコラボ企画『ミロリリィ 100歳までライブに行くための超集中トレーニング&エステ』が始動する。そのタイトルどおり、バンドマンとバンギャルが歳を重ねていく現実に目を背けることなく、生涯現役でいるために健康寿命を延ばすことの大切さを伝えることが、同コラボ企画のコンセプトだ。
Psycho le Cémuの現役ヴォーカリストでありながらプライベートジムMIROのオーナーにしてパーソナルトレーナーのDAISHI。元MUCCのドラマーでありバンド脱退と共に音楽から引退し、現在はDAISHIのプライベートジムMIROのトレーナーにしてフィットネス界でチャンピオンの座にも輝いたSATOち。ν[NEU]の解散を機に美容業へ転身し、プライベートサロンDearLilyのオーナー兼エステティシャンとして活躍中のヒィロ。MIROとDearLilyの二社によるコラボレーションはDAISHI曰く、「ファンの子がどういうことを求めていて、どうやったら喜んでくれるのか」を具現化するものであり、変わりたいと願う人々をサポートするために立ち上がった。
また、DAISHI、SATOち、ヒィロが直接指導&施術するパーソナルジム × エステサロンのコラボ企画は“100歳までライブに行くために必要なこと”をファンに教授すると同時に、バンドマンの第二の人生に希望をもたらすなど、さまざまな側面も持っているようだ。果たして、<1日で変わる!豪華お土産&送迎付き!ジム&エステの1day集中特別コース>、<3日で変わる!1ヶ月にジム2回&エステ1回の3day分散のんびりコース>の内容とは? その全貌やそこに至る経緯まで、3人がじっくりと語ったロングなトークセッションをお届けしたい。
音楽とファッションや音楽とカルチャーは関連して語られることが多いが、今回は音楽と健康、音楽と美容について深く掘り下げられるテキストとなった。

◆ ◆ ◆
■バンドを辞めた人間ってまず
■この後どうしよう?って悩むんです
──DAISHIさんとSATOちさんによる“パーソナルジムMIRO”と、ヒィロさんの“エステサロンDearLily”がコラボ企画を実施するとか?
DAISHI:ヒィロくんから僕のSNSにDMが来たんですよ。それが出会い。
ヒィロ:遡ること1ヵ月くらい前ですかね。「初めまして」なのにDMを送るという、僕のサイコパスな性格が出ちゃったんですけど(笑)。実は、DAISHIさんがいきなり僕のXをフォローしてくださって。“誤フォローかな?”と思って様子を見ていたんです。
DAISHI:そのとき美容系に興味があったんですよね。
ヒィロ:で、これは行くしかないと思って、“いつか僕の美容業と、DAISHIさんの健康という部分で、何か交われたら嬉しいです”ってDMしたら、“いつ暇ですか?”って返事が来たんです。早すぎる!と思うくらいすぐに(笑)。
DAISHI:僕、行動派やから、どんな打ち合わせも絶対すぐなんですよ。
SATOち:僕なんか、ちょっとでも後回しにしようとしちゃう…にんげんだもの(笑)。そうすると「アカンアカンアカン!今日中にやらなアカン!」って言われますから。
DAISHI:何事も早めにやるようになってから、物事が全部上手くいくようになったので。

──“初めまして”のDMからわずか約1ヵ月でコラボが実現するとは、行動力の賜物ですよね。まず、そもそもお三方が、音楽と兼務もしくは転身という形で今の事業を経営/運営するに至った経緯からお訊きしたいのですが。まずはDAISHIさんがパーソナルジムMIROを開業したのが、2019年のことだったそうですね。
DAISHI:きっかけは『YOSHIKI CHANNEL』に出演させていただいたときなんですが、収録が終わって僕らバンド友だちが呑みに行こうとしていたら、YOSHIKIさんはパーソナルトレーナーと筋トレをすると。あそこまで名声を得ている人がですよ。それを見て“僕らがこれではヤバい!”と思ったんですよ……って言いながら、その日は呑みに行ったんですけど。
SATOち&ヒィロ:ははははは!
DAISHI:ただ、そのときに“僕もトレーニングぐらいはちゃんとやろう”と思って、パーソナルトレーニングジムの門を叩いて。それがパーソナルジム開業への第一歩だったんです。
──もともとは、通う側からのスタートだったんですね。
DAISHI:通い始めて最初の半年ぐらいはもう嫌で嫌で、“雨降ったら休んだろ”ぐらいのテンション感だったんです。それが半年を越えたぐらいからすごく楽しくなってきて。当時3~4箇所ぐらい通ってたんですけど、パーソナルトレーニングを辞めてからも、毎日自分でジムに行くようになったんです。歩くことも電車やバス移動も嫌いで、タクシー移動ばっかりだった人間が、雨だろうが嵐だろうがジムまで自転車で通いましたし、当時「バス乗ってる!気持ち悪っ!」ってバンドメンバーから言われてたくらいで(笑)。

──なぜそこまで夢中になっていったんでしょう。
DAISHI:やればやっただけ確実にカッコいい体になるんですよ。さらにトレーニングにハマって、“自分でトレーニングジムを経営したら、ずっとトレーニングできるんじゃないか?”って考えになっていったんですよ。それで1~2年かけて当時自分が教わっていたトレーナーを口説いて、結構長いタームをかけてできたのが、MIROだったんです。
──ご自身が毎日トレーニングしたいから、という理由だったんですね。
DAISHI:でもこれ、毎日トレーニングしている人からすると、結構“あるある”なんですよ。トレーナーになれば、仕事の合間にトレーニングできますから(笑)。夜9時に寝て、朝5時から有酸素運動を1時間してから、朝食を摂って、掃除をして、そこから半身浴を30分ぐらいして、MIROが10時からオープンだから──。
SATOち:もう現役バンドマンの生活じゃない(笑)。
ヒィロ:DAISHIさんとLINEしていても、朝のメッチャ早い時間からトレーニングしていて、“どういう生活してんの!?”と思ってます(笑)。
──3人の中で唯一の現役バンドマンですが、実に健康的(笑)。SATOちさんは、MUCCを脱退されてからジムトレーナーに転身したわけですが、きっかけは?
SATOち:バンドを辞めた人間ってまず、“この後どうしよう?”ってメッチャ悩むんです。
ヒィロ:メチャクチャよくわかります!

──バンドに人生のすべてを賭けていたわけですもんね。
SATOち:バンド以外、自分に何が合っているのか? 何をやっていけばいいのか? まったくわからなかったから、就職活動として手当たり次第に資料請求したんですよ。最初は、僕はバンド時代にめちゃくちゃケガが多かったので、ミュージシャンのケガに特化した形で何か役に立てたらなと思って、鍼灸師の道も考えたんです。でも、専門学校に3〜4年通わないといけない。
──国家試験に合格する必要もあります。
SATOち:それ以前に、資料を開いたら漢字問題が出てきたんです……“この漢字は?”と。僕、世の中で一番漢字が嫌いなんですよ。読めないし、書けない。“鍼灸師になるには漢字が必要なんだ!?”ってことを知った段階で、その道は諦めました。別の道を考えてるときに、当時のマネージャーから「SATOちさんは、接客業がいいと思いますよ」って薦められたり、「MIROがいいんじゃない?」って逹瑯(MUCC / Vo)から言われて、トントン拍子で決まったんです。逹瑯はもともとMIROに通っていたので繋いでくれて。昔から体を動かすこととか、筋トレは好きだったんで、ワクワクしましたよ。なので、僕が初めて習ったパーソナルトレーナーは、DAISHIさんなんです。
DAISHI:ちょうどSATOちがMIROに所属する前に、MUCCのファンクラブ用に逹瑯くんのトレーニング動画を撮ったんですよ。そのとき、「MUCCファンの方は、入会金から6,900円割り引きします」って軽い気持ちで言ったんですよ。来てもせいぜい2~3人だろうと思ってたから。その後、SATOちがMIROに入ることが決まって、そうしたらMUCCファンがたくさん来てくれて。“言わなきゃよかった。せめて690円にしておけばよかった”と(一同笑)。

──SATOちさんはバンド時代からすごい筋肉でしたし、マネージャーに薦められた“人と接する仕事”でもあるし。
SATOち:MUCCとしての自分の最後のライブは、コロナ禍で声出しができない状態だったんですよ。だから、コミュニケーションが取れるというところでもピッタリだなと思ったんです。直接「ありがとう」を伝えられる場になるというか。段階を踏みながら、研修中にパーソナルトレーニングについたりして、徐々に。
DAISHI:MIROに所属することが決まってから、SATOちには結構長いこと研修をやってもらったもんね。来られる日は来てもらって、とにかく筋トレしてた。
SATOち:資格もいくつか取ったり。
DAISHI:僕はトレーナーとインストラクターの免許を持っているので、SATOちもトレーナー免許のほかに、「僕とは違う資格をもう一つ取ってみたら?」と提案したんですよ。今、SATOちはダイエットアドバイザーの資格を持っています。ま、筋トレ用語は漢字が少なくて、カタカナが多いから。
SATOち:不思議なもので、横文字だとなんとなく意味がわかるんですよね(笑)。

──現在、MIROにはオーナーのDAISHIさん、SATOち(高安悟史)さん、店長の木下ユウさん、RYOさんがパーソナルトレーナーとして在籍しているんですよね。
DAISHI:そうですね。
ヒィロ:素朴な疑問なんですけど、もともとお二人は同世代のバンド仲間だったわけじゃないですか。そういう仲間と一緒に働くって、僕の感覚だとちょっと恥ずかしいみたいなものがあるんですけど、お二人にはなかったですか?
DAISHI:SATOち以外のMUCCメンバーだったら、ちょっとあったかもしれない。っていうのも僕、SATOちとは一回も呑みに行ったことがなかったし、MUCCの中では一番関係値が低かったから。本当にこの仕事をきっかけに仲良くさせてもらった感じで、だからやりやすかったのかもしれない。仮に逹瑯くんとだったら嫌やったわ~。
SATOち&ヒィロ:ははははは!
DAISHI:今回のコラボの件も、面識のある元バンドマンとだったら実現しなかったかもしれない。今回が初めましてのヒィロくんとだったから、できた感じもありますね。
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